基本データ

書名：日刊コンピの革命戦術　新コンピ・アナライズ　ゾーンレベル
著者：田中洋平＆「競馬最強の法則」取材班
出版社：KKベストセラーズ
価格：本体2,000円

概要

私、ろしあが最も活用させていただいているデータのひとつ。
日刊コンピ指数を使って、レースの波乱度を割り出すというもの。
コンピ1位の勝率・コンピ2～3位の勝率・コンピ4～9位の勝率がほぼ等しくなることを利用し、
各レースでこれらのどのゾーンが最もレベルが高いか（つまり、どのゾーンから勝ち馬が出やすいか）を見分ける。
この本では、さらに各々のレースパターンでどういった買い目が勝負として有効か、というところまで踏み込んでいるが、
私はそこまでは見ていない。私自身の買い目は、他のファクターも合わせて自分自身で決定したいからだ。
それでも、レースそのものの波乱度がざっくりとでも把握できるというのは、大きな武器になる。
日刊コンピ指数を使用するので、前日夜に分析ができるのもポイント。

 

活用の場面

例えば3場開催の場合に、ローカル場の平場戦をすべて見ていては予想の時間が足りない・・・
といったケースで、本命が堅そうなレースだけをピックアップして検討する、といった使い方。
あるいは、Win5で買い目を膨れ上がらせないように、いずれかのレースはエイヤッと頭数を絞ってしまいたい。
ではどのレースを絞るのが最も危険性が低いか・・・ということを考える際の参考にもなる。
吸盤データルームでは、このゾーンレベルの考え方をもとに、波乱度を表示するようにしている。
例えば、3月1日（日）の開催ではこんな具合。

 

Win5に関しては、
阪神10R　「2強」　　　　　　→　勝ち馬：2番人気
中山10R　「大波乱」　　　　→　勝ち馬：6番人気
小倉11R　「8強」　　　　　　　→　勝ち馬：7番人気
阪神11R　「完全1強」　　　　→　勝ち馬：2番人気
中山11R　「2～5強混戦」　　→勝ち馬：3番人気

傾向の上ではかなりイイ線をいっているのがお分かりいただけると思う。
また、この日小倉で1番人気馬は3勝しているが、レースパターンは
「1.5強」「8強」「1.5強」
だった。（8強のレースで1番人気が勝ってしまったのはご愛嬌だが）

まとめ

競馬新聞などでも、「順当」「小波乱」などの表記でレースの波乱度を示しているように、
実はこの「ざっくりしたレースパターン分け」というのは、結構重要だったりする。
この点に切り込んだ本をあまり見かけなかったので、この本は非常に重宝している。
読み物としても、一読の価値はある。（繰り返し読むかといわれるとそうでもないが・・・（笑））

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

競馬予想のお供に、吸盤データルームを是非ご活用ください！！

グリーンチャンネル「先週の結果分析」のデータを馬柱で表示しています。

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